商店街の魅力は「一致団結」の力強さ

一致団結してまとまらないと、勝負に勝てない これからは さらに重要になります。


DSC04298.jpg江戸城跡の石垣 見事に隙間がないこの写真は、江戸城跡の石垣の写真です、2011年の夏頃に私が撮影した物です。見事な石垣だと思いませんか?
 隙間が 全くと言っていいほど、ありませんし3月の東日本大震災を経験しても全く影響がありませんでした。日本には、このような見事な石垣がいっぱいありますが、全て「人」が大きな石を切り、石を運び、石垣を作るリーダーの指示を聞きながら、大勢の人が協力し合って作り上げた力作です。
もちろん、崩れにくい石の組み方のノウハウがありますが、リーダーがこれを皆に教えて、皆がそれを信じて、まとまって大きな力になって何百年と続く石垣を作り上げたと思います。
古くは、エジプトのピラミッドも全く同じです。あれも、公共事業の一環だったんです、決して、当時の権力者が農民に強制をして、無理やり作り上げたものではありません。

商店街の個性は風土から

 日本の商店街の歴史は、そんなに古くはありませんが、商店街もこの石垣と同じように多くの人が積み上げてきた成果です。
その地で商売を始められた先人達が一致協力し、今の商店街の礎を築き上げその上で今の商売があります。
商店街には、扱う品目で分けてゆくと、日々の生活に直結(密着)する「生活直結(密着)型」と ファッションやアクセサリーや雑貨などが主体となる「生活潤い型」があります。 どちらの商店街も、多くのお店で形成され「一つの大きな魅力」を創り出してきました。 また、場所などで分けてみると 古い神社仏閣などを中心とした「参道型」や、繁栄した港や工場などに生まれた「繁華街型」などもあり独特です。
下町の商店街には 下町の魅力が、山の手には山の手の雰囲気があり、実に色々な「色」や「味」が醸し出されるもので感心します。日本には、実に色々な商店街の雰囲気があります。海外に比べて、この点は不思議に感じることがありますが、長い歴史、文化、風土などもありますし、日本自身が他の国と比べ戦乱が比較的少なかった国であること、農耕民族による土着性等 色々な要素が『個性』を作り上げてきたと思います。 それが 商店街の魅力の大きな要素に繋がったのだと思います。

個性が少なくなってきている商店街 「何故?」

しかし、商店街を多く回ってきますと その商店街の「色」「味」をあまり感じない所も、増えてきていることも多くあります。
何からその問題を感じるのかと突き詰めてゆくと 「結束力」のようなものを あまり感じないからではないかと思います。
 昔の時代は 商店も今のように、自動ドアもないしお店の開店時間は戸は開放的でしたし、クーラーもないので近所で打ち水のような協力体制もあったり お互いに声をかける事も多く、自然とコミュニケーションもありました。また、その地で育ち、その地で商売を始めるので 幼馴染や周りの人たちに助けてもらいながら商売をするので 協力しあわないわけにはゆきませんでした。会合にも 多くの人が集まり「何をしないといけない、あれをやろう これをやろう」と頑張って、今の土台を作ってきたのは その人たちの「街を思う気持ちと商店街の結束力」でした。
それは 偶然にも同じ所で商売をすることになった仲間の「絆」だったと言えるでしょう。
しかし、今はチェーン店の出店やなども多く、地元民ではなくなったり、建物の構造変化などもあり、「個」の性格が強くなってきました。昔の多くの先輩たちが 築き上げてきたところで商売を始める時に、諸先輩に敬意を表する事もなく、今から自分だけでスタートするという意識かも知れません。また、経営者の考え方も大きく変化して、商店街の一員であるという認識も少し薄れ、「連帯感」が崩壊しつつあるところもあります。成功しているお店、そうでないお店の格差も広がったことも要因の一つです。後継ぎがいないお店にとっては、商売の意欲も少し減退する事も痛いほど理解出来ます。
  しかし、お客様目線になった時には、それは商店街の「空気」として 微妙に感じます(不思議なものですが) 連帯感のある商店街は魅力的に感じますし、そうでないところはあまり魅力を感じることはありません。 そして 「魅力のない商店街」には お客様は徐々に足が遠のくことにも繋がる結果になってゆきます。 連帯感の無くなる商店街は、お店の方にも悪影響が及び、商売への意欲、接客への笑顔に影を落とすことにもなります。 
同じエリアで頑張っているんだという仲間意識が薄れることは お客様の目線でも お店での目線でも 非常に深刻な問題です。 
一つのお店が「魅力」を発揮したらお客様はある程度呼び込めます、しかしお客様は そのお店だけが買物の場所ではありません。長く、繁盛を考えて行くなら、一つのお店だけで、強い魅力を発揮するよりも 仲間でさらに大きな魅力を作り上げた方が そのお店のもっと大きな力に繋がって行く事は間違いありません。matomari.psd

色んな店があり、一つの大きな魅力が出来ています。これからの「高齢化社会」では 商店街の「力」が必要になる。

商店街は 実に色々店がありお客様の利便性を高めています。
「生活直結(密着)型」の商店街では、八百屋さんで野菜を買い、お肉屋さんでコロッケを買い、お米屋さんでお米を買う。夜の献立も複数のお店で成り立ちます。
こんな関係は、食事をつくることだけでしょうか? 
今後は 老齢化も進み 車で買い物に出かける事も少なくなり 地元の商店街で買い物を考える時には お客様に必要な物は商品だけではなくて、「情報」などの 無形価値がもっと重要になってきます。
そこに何かの縁で集まったお店の連携で、お客様の利便性を追求し、「喜ぶ顔」を創り出すようにならなければなりません。そのためには、商店街の『結束力』が必要ですが、下町の商店街を回ると、今でも『結束力』は非常に強く残っています、歴史的に長い事、下町気質の面倒をよく見る性格、小さい時から助け合いながら生きて行く様を見ながら育った環境、親分肌の人達、何でも言い合える遠慮しない性格、昔のままの区画整理など 色々な事があると思いますが、そういう所は「魅力ある商店街」に選ばれる事が多く、テレビでも多くとりあげられます。今は、結束力を持って「魅力ある商店街」を皆で考え、新旧関係なくアイデアを出し合って行かねば「魅力」を創出することは出来ないのではないでしょうか?
DSC04299.jpg一致団結しないと 「崩壊」してしまう

学校と同じです、仲間を増やしましょう

商店街の結束力は、例えてみると「学校」と同じようなものかも知れません。
 ある時、お店を残念ながら閉める事があったとします、残りの商店街のお店の方たちは どうされるでしょうか?学校であれば、皆で送別会を開いたり、また会おうと言って握手をしたり、その後も情報交換したりするでしょう。 また、転校生(新しく開店するお店)が 来ると挨拶したり、すぐに友達の輪に入れてあげたりして、早く仲間に入れるように努力します。 長く休むと、心配になり、様子を伺ったり、宿題を持っていったりします。
学校は 皆でかばい合い、助け合う文化を作ってきました。
商店街もある意味では同じだと思います(失礼かも知れませんが) 同じ場所で、縁があって始めた商売、皆が開店を祝い、困ったことがあると相談に乗り、励まし合いながら楽しみながら商売をしてゆく、残念ながらお店を閉める事になっても 皆で次への勇気を与えるような「やさしさ」や「結束力」が必要だと感じます。 
そんな「情」があるところは、不思議とお客様も「情」を感じますし、商店街の魅力に繋がっています。 
商売をしていても、限られた人だけで長くやっているとマンネリになります、マンネリは一番怖い病巣です。 それを指摘しお互いに切磋琢磨しあうような仲間作りを 商店街で作り上げれば それは大切な資産です。
 商店街の人たちを、「仲間」として考えておられますか?
 また、新しい人が開店をした時に、「仲間」としていち早く自分から招き入れておられますか? 
単純な事ですが、意外と出来ていない所、意識もしていない所が多いのです。
「仲間がいるから大きな力」になってゆく事は頭では分かっていても、行動には中々移せないのです。 「新しいお店が出来たら、自分から挨拶に来るもんだ!」と牢名主のように待っていたらいけません。新しいお店が出来たら、商店街の旧来のお店の方々が、「おめでとう、これから一緒に頑張ろう。困った時には何でも聞いてくれ」と自分から挨拶にいけるような人がいっぱいいる商店街は 間違いなく『連帯感』『結束力』が出来上がってきます。
新しいお店も不安をいっぱい抱えて開店するのです。そこに、先輩たちが 温かいエールを渡して「仲間」として認めて行くのです。新しい方も「ここで良かった!これから一緒になって頑張ろう」と覚悟も決めていけるでしょう。
「仲間意識」「連帯感」「結束力」を作り上げ、「情報交換」「ノウハウ交換」「問題指摘」「問題解決」を皆で考える商店街は、お客様からも素晴らしい商店街に映ります。

「これでカナダ人に近付けた」と感じた近隣の一言

私の会社の先輩がカナダのトロントに住んでいた時の事ですが、お隣のカナダ人から「貴方の家も 花を植えなさい、春になったら皆で花を植えて綺麗にするのが当たり前なのです」と注意されたそうです。
 カナダ人にはそれが当たり前だったのですが、日本人の家族はその習慣が無かった為に怒られたそうですが、その家族はせっせとフラワーショップに行って、花をいっぱい買い、きれいに花を植えカナダライフを満喫したそうです。その後は、近所のカナダ人の人とも交流が一挙に広がったそうです。
その先輩は「注意されて良かった カナダ人に近付けた」と話されていました。 
商店街の仲間は 仲間のお店の悪い所を指摘してあげないといけません、悪い所を言いにくいので言わないままにしておくと 仲間のお店の病巣が大きな病気に発展して手遅れになります。
関西人は「言いにくい事をストレートに言う」とかよく言われますが、おせっかいな関西人は、「悪い所が気になる」のです。だから、本人の為と思って忠告をする事が多いのですが、東京になってくると「おせっかいだと思われる」という遠慮が強く出ています。(下町では違いますが) 
そんな事は忘れて、もっと仲間を思う気持ちになって言いにくい事も指摘しあえるような 前向きな商店街になる事が必要です。中国では、「甘言」を言う人より「苦言」を言う人をもっと近くに置きなさい ということわざがあります。
お互いに指摘し合えるような仲間意識がある商店街を是非作り上げましょう!

1 企業、お店風土は?

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社会的な意義を感じているか?等 企業やお店の姿勢が大切です

社会的意義を持とうLinkIcon

2 顧客本位になっていますか?

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お客様本位で考えて実行してゆくのは 大変難しい事で、ついつい企業やお店の立場で考えてしまいます。
お客様本位のカルチャーへLinkIcon

3 改善姿勢はいつも持っていますか?

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「これで完璧」とい事は決してありません。満足するのではなく、いつも改善の気持ちをもって 継続してゆけるかが大切です
いつも改善意識を持とうLinkIcon

4 プロデューサー意識を持っていますか?

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貴方は大切な製品のプロデューサーです、どう演出してゆくのが良いのか?を絶えず考え 小さくても何かを演出してゆきましょう
プロデューサーになろう!LinkIcon

5 温まる接客を

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お客様が企業やお店を選ぶ要因は 商品や価格だけではありません。笑顔一杯の心温まる接客に 心惹かれるのは今も昔も同じです
温まる接客をLinkIcon

6 管理は万全ですか?

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売上管理、利益管理、在庫管理、顧客管理は大丈夫ですか? 大切なお客様は、来なくなっていませんか? 売上が上がっても 利益が減っていることはありませんか?

管理も大切ですよ!LinkIcon

7 商店街の魅力は結束力
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魅力的な商店街は「色」「味」がある。 結束力のある商店街は お客様が感じ取る事が出来る。 そんな魅力は「結束力」から生まれています

商店街の魅力作りLinkIcon

8 知恵(アイデア)を出しましょう
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最小限のコストで最大限の効果、「知恵」をどんどん出して行きましょう
知恵を出して行きましょうLinkIcon

9 お客様の声を聞こう!
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お客様は、お店の事を思って叫んでいるのです。お客様の声を感謝して
聞くか、クレームとして聞くか? 違いは歴然です。
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