二子玉川(世田谷区)

調査時期 2012年8月
二子玉川というと デパートの「高島屋」が世田谷区民の誇りというべきステイタス的なお買い物の場になっているだけでなく 大井町線、田園都市線に住む沿線住民の特別なショッピングゾーンになっている。 そこに2011年、東急の威信をかけての再開発で二子玉川riseが加わって さらに魅力的になった。 
二子玉川を歩く人は、どこかお洒落で颯爽としていて、他から来た人は「ここは違う」と思わせるエリアである。 
その高島屋からすぐの所に、地元の方々が利用する商店街として「二子玉川商店街」があり、昔ながらの人情が通い、会話が弾む商店街がある。 決して大きくは無いが、そこには お店の前で長話をする主婦のグループがあったり、子供同士が遊ぶ姿があり、歩いていても「ほっとするやさしい商店街」と直ぐに気付くほどである。
昔ながらの文房具屋さん、本屋さん、八百屋さん、精肉店、鮮魚店 特に鮮魚店では昔ながらのように魚を焼いてくれるサービスもあり、失われつつある商店街の良さがここには根強く残っています。 
隣接する小学校の子供が書いた絵が商店街のバナーになっている、その事がどれほど小学生の夢を育んだりすることだろうか、いかにも地域を大切に考えている空気が この商店街からは強く感じられます。
周りには、公団の団地もあり閑静な住宅街になっていて安全な環境でとても住みやすい街になっていて、その事も素晴らしい。
小さな2歳くらいの子供を連れたお母さんも、子供に合わせて驚くほどゆっくりと歩き、家路に向かっている。 決して焦らず、子供と一緒に会話をしながら歩く事を楽しんでいる。暑いさなかであったが、その歩道を守るように植えられた街路樹が作る陰が、とても優しくその二人を暑さから守っている。 
住環境は人の気持ちをやさしくしてゆくことが 今さらながら理解できた。
地元のパン屋さん(藤屋さん)でパンを購入した、少しご年配の女将さんの笑顔は、本当に温かい笑顔で品が良く、やさしい事が直ぐに分かった。
出口を出て 中を振り向いたときにもまだ笑顔で挨拶をされていたのが とても印象的でした。
お店の人が お客様を大切にする、だからお客様もお店を大事に思う。 そんな、地域社会での良い繋がりが、この商店街には脈々と受け継がれているのではないだろうか。

また、歓楽街は少し離れた場所で「柳小路」として開発が進み、分離されていることも安心して住める住環境を守る要素にもなっている。 この柳小路も飲食だけではなく、ファッションや雑貨などが充実しており、情報発信が出来ている所で 二子玉川の魅力を盛り上げる場所となっている。

 再開発と昔ながらの良さを残す、難しいテーマかも分からないが、この二子玉川は その模範になるかも知れない。 
人と人が話し、心が通い合うことこそ商売の原点であり、地域の繋がりとなる。
安っぽい再開発の商業主義だけでは、その地域の「心」が失われる。 
「次はもっとゆっくり歩いて、散歩してみたい」と思わせる二子玉川商店街でした。





二子玉川 (50).jpgやさしさを感じる商店街です
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