日本橋(中央区)

東海道の起点 日本橋は 経済、商業の中心として、長きにわたり日本を代表する場所。 近年の再開発で「江戸の粋」を変化を付けながら継承。

調査日 2012年3月  2011年1月
約1年ぶりの日本橋であったが、今回は最新ビルには入らず、日本橋のメイン通りではなく、少し奥に入った道を中心に歩いた。

 ランチタイム時の飲食関係を見てみると、流石、日本橋には老舗のうなぎ屋、和菓子屋、日本料理屋などが多いが、行列を作る店や、閑散としている店の差が結構あり、老舗という看板だけでは厳しくなってきていることが良く分かる。
経済が不況期に入ると企業の交際費は抑制されるので、老舗のような高価格で会社経費で落とすのがメインのような所は、とたんに影響がある。さりとて直ぐに庶民派価格の庶民派メニューという訳にはゆかないので難しい選択でもある。

 そして今結構話題になっている「金子半之助商店」があった、商店といってもここは「天丼のお店で、メニューは天丼一本でやっており、大変な行列であった。11時頃から並んでも、2時間待つそうであり、このエリアの飲食店の中ではひときわ目立った存在です。少し 春めいては来たものの(調査時は3月) まだまだお昼間でも寒いが、温かい御茶サービスなどで行列客をもてなしていた。当たり前なことでも大切なことですね。
 今時、2時間待ちの天丼とは・・・ やはり他に比べて圧倒的に良いモノをサービスすると、人気は出る、行列もできるという事を改めて感じる。(天丼は880円) 
老舗という文字に胡坐は書いていられないが、こういう新しい店にお客様を取られる事で、また刺激になり老舗の意地を見せて欲しい。

 江戸時代から関東大震災の時まで、現在の築地市場に移る前は、日本橋に魚市場があり大変に賑わった中心地である。その関係で、「海苔」「鰹節」などの食品関係のお店や、「寿司」「鰻」などの飲食店も今なお元気に営業されています。
 また日本橋三越、高島屋などの老舗デパートを抱えているだけではなく、三井信託銀行や野村證券などの金融の本店もあり、今もよい雰囲気を残している。 商業だけでなく、経済の中心になったまさに日本の中心地だった。

とにかく「老舗」が多いことと、その佇まい(店舗デザイン)が何ともいえない重厚さがあり、安っぽい再開発地域の出せない上質な雰囲気を醸し出しいる。
三越は、ロンドンのハロッズ百貨店とも似て、高島屋はパリのギャラリー・ラファイエット百貨店 に似ているのは,やはり近代化の外国人の先人達に敬意を持って真似た結果だと思う。
ビルの高さもある程度守られており、パリやロンドンの中心地のよいところを導入できていると思う。

 日本橋の再開発は三井不動産が積極的に展開し、2004年3月に旧東急百貨店をCOREDO日本橋として再開発した後には、2010年10月にCOREDO室町もオープンし、新しい日本橋のコア施設として人気が高い。
ここは、物販、飲食店街中心のオフィスビルになっているが、老舗店も形やイメージ、サービスの仕方も現代風にアレンジし、老舗ならではの「変化」を楽しんでいるように思えるし、「空間」を非常に大切にしている演出がされているので飲食業界の人にも勉強になる店が多いと思います。
 江戸時代の「粋」は、「江戸小紋」のように隠れた所に、神経を注いでいるところであるが、そんな日本人の大切な感覚を感じる事が出来る。
昔からの街や、佇まい、感性などが大切に守られながら新しい事にチャレンジしている事が、十分伝わってくる所である。 この辺が、日本橋の日本橋たる由縁なのだろう。

気概や心意気などの「見えない」所を残しながら、新しい要素を取り入れて新しい「見える」ものを創り上げて行く、 これが日本橋の「粋」ではないだろうか?

日本橋 (35).jpg日本橋の威厳を感じます
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