大阪 黒門市場(大阪市中央区)

大阪の食文化を支える黒門市場、年末には一日15万人の人が訪れ、正月の準備をする。京都の錦市場と並び、大阪の台所の存在。

調査日 2012年11月

大阪は愛称で呼び、愛称がいつの間にか強く定着する

黒門市場は、大阪の中心地の日本橋の電器屋筋近くに位置し、大変歴史ある大阪府公認の市場。
以前は圓明寺市場と呼ばれていたそうで、その圓明寺に黒い門があったそうで、大正中期頃から愛称で「黒門市場」と言われるようになり、今ではその黒門市場と名前を変えている。今や「圓明寺市場」というような表記はどこにもない、恐らく誰も知らないでしょう。
市場に入っても「黒門表記」のみ、これが大阪、愛着をもって呼べる方が定着するということですね。

鮮魚が多いと「活気」が出る 黒門市場はエネルギーで溢れている。

黒門市場は1822年に魚を扱うお店が出発で、日本橋界隈を中心に商いが始まったこともあり、今でも魚が中心。黒門市場全体で約150店のお店があるが、鮮魚店が45軒、青果店が9、肉卵10、その他と圧倒的に魚が多く、市場に入った瞬間に魚の匂いがする。鮮魚を扱うお店は、朝仕入れ夕方には完売させる事が多く、そのために声をかけて販売するスタイルが昔から多い、そのため威勢が良い声があちこちから聞こえ、活気がいつも絶えない。黒門市場の特長は、それが一番だとすぐに感じる事が出来る。
訪れた時は、秋から冬に変わりつつある時期で、「ふぐ」がどの店の店頭にも並ぶ、それだけ新鮮なこと、料理への技術があるという事で、鮮魚のプロ達の集まり、それが「黒門市場」という事だと思います。 市場の中に「黒門 ええもん ほんまもん」と大きなバナーが吊られてある、まさにその通りです。 ほんまもんを扱うプロの集団が黒門市場です。
関西人は「ふぐ」が好物で、近くの道頓堀や日本橋など「ふぐ」の専門店も非常に多い。黒門市場は 仕入れるのにも近くて大変便利な所にあります。

庶民を代表する市場 カッコつけない所が大阪らしくて良い

この黒門市場は、一日の来場客数が18000人もあり、年末には15万人の人が訪れるそうで、道幅も広く、大変往来しやすく駅からも近い。京都の錦市場、東京のアメ横の年末風景は良くメディアに登場するが、この黒門市場はまた少し違う、大阪らしい感じがするのは庶民を代表する市場という雰囲気がそう思わせているのだと感じます。
京都は「はも」が並んでいましたが、ここでは殆ど皆無で「ふぐ」がいっぱい、近くの心斎橋、難波を歩いても確かに「ふぐ」のお店が多く、「はも」はありません。(高級なお店はありますが)
市場の天井には巨大な魚のオブジェが飾られています。「たこ」「クエ」「かつお」・・・ 見ていても大阪らしいと思います。「俺らは魚で生きて行くんや!」と心意気を感じてきます。
大阪、京都とすぐ近くですが、これだけ街も食文化も全く違います。「商人の街大阪」、「都だった京都」その違いが脈々と流れている気がします。 
黒門市場(大阪)錦市場(京都)どちらもいいですね。




黒門市場 (79).jpg大阪らしい市場 元気が出まっせ!
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