川崎大師仲見世通(川崎区)

威勢の良い「飴切り」の音が参拝客を迎え入れる! 歴史と伝統を感じながら歩く参道は魅力たっぷりです。

調査日 2013年年1月

ご本尊は弘法大師、約900年の歴史

川崎大師は、1128年に建立され、弘法大師空海を厄除けのご本尊として祀られており、東京、神奈川を中心に長い間大切にされてきた。正月には、初詣でお参りの上位に必ず位置されるお寺である。平間寺という名前があるが、殆どの人は「川崎大師」の名前しか知らないほど定着している。
その川崎大師を中心とした街に、参道沿いに発達した商店街が「仲見世通商店会」で
約300mくらいの参道に、31軒のお店が並び、昔の良さを残しながら営業されています。

「咳止め飴」「久寿餅」は川崎大師の名物 

ここの仲見世通りの特長は何と言っても「咳止め飴」の販売店が発する音だろう。
お店で製造しながら販売をするのが特長で、各店から大きな台の上で、飴を包丁で切る音が何とも言えない良い音とリズム感で参拝客を迎え入れている。この音が「川崎大師」参拝の想い出を作り、印象を残すという他にはない特長を作っている。 その点においては、全国的にも非常に稀有な存在だと思います。咳を止める為の「飴」は、音もよく川崎大師の無くてはならない重要な要素になっています。

「久寿餅」と「葛餅」では大違い

また「久寿餅」は「葛」を使うが「葛餅」でないところが非常に良くて、昔これを考えた人のセンスを感じるネーミングで素晴らしいと思います。
先人が、未来の事を考え命名した商品だからこそ、これだけ名物になったのではないでしょうか? 平和を願い、未来に希望を抱くことができる良いネーミングがいつの時代になってもお客様に喜ばれ受け容れられたのだと思います。
川崎大師に来ると、やはりこの「久寿餅」を頂いて帰るというのが、定番になっているお客様も多いのではないでしょうか?

売り子さんの積極的な声かけも立派

飴を扱う各店では、売り子さんが店頭で積極的にお客様に声をかける昔ながらの姿、今小売店で忘れかけているこの光景が、川崎大師には非常に強く生きています。参拝客は、2度と訪れないお客様も多いため、積極的に声をかけ非常に丁寧に「咳止め飴」の効能を教えてくれる。若い人からご年配の方まで一所懸命です。

また、ここの仲見世通り商店街の特長は「飴」「御煎餅」「久寿餅」「だるま」が殆どの商いであること、漬物などもあることはあるが商店街として販売のカテゴリーが非常に少ないのが特長でもあります。
飴などの市場が少なくなってきた商品を長く、競争をしながら続けてきており、他の観光地の様に、観光客を狙った異質な商品販売の光景は目に入らない。そこが、川崎大師たる風格の様に感じます。

夕方4時頃になると、お店を閉めだすところも多く一日のリズムが昔から守られているのも良い。参道型のお店の特長でもあるが、メリハリがあって大切なことだと思います。
予想以上に若い人も観光目当てで参拝されています、若い人たちにも喜ばれるような商品開発もあるが、川崎大師らしさを残す事の方が大切という商人気質と雰囲気がここにはしっかりとあり、そういう意味では、同じ参道型商店街でも帝釈天と似ています。

東京からは目と鼻の距離くらいしか離れていないが、昔ながらの雰囲気と良さが強く残っている。 その良さが歩く事で伝わり、いつも参拝客で絶えない川崎大師、現代の忙しくしている人に「ゆっくりとすること」を教えてくれているような気がします。




川崎大師 (151).jpg川崎大師 本堂
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