貴方はトマト、スイカ、リンゴ?  気持ちを外に出していますか?

「トマト人間になりなさい!・・・トマト人間のすすめ」

2014年1月19日

昔と違い、一緒に仕事する世代も仕事の環境も違います。会社の資産は人材、人材を生かさなければもったいない。そのためには、自ら伝えようと努力することから始めましょう。

tomato_ningen.pngこの話は、私がソニー時代に、当時の上司であった蓑宮さんからよくお聞きした話です。
当時、分かりやすくて良い話だと思って「なるほど」と感じていた内容ですので、改めてこの場でご紹介いたします。
蓑宮さん自身は、大変気さくで明るく表も裏もなく、話しやすい上司で相談もしやすい。事業本部長でしたが、決して偉ぶらず、とても元気な人でした。
同時に、蓑宮さんは坂本龍馬の大ファンで、社内で「坂本龍馬研究会」を作られ、他の坂本龍馬ファンと高知に入ったり、文献を調べられたりして、自ら「自称、ソニーで坂本龍馬を一番知る男」と胸を張っておられました。
坂本龍馬ファンは全国でも多く、人気はいつもトップ 根強い人気はどこにでも健在です。

トマト人間、スイカ人間、りんご人間とは?

この話は、会社で働く人の「外見」と「心」のバランスを、食べ物で表している非常に分かりやすいたとえです。

リンゴは、 皮は赤いが、切ってみると中身は黄色
スイカは、 皮は緑だが、中は赤い
トマトは、 皮も赤くて、切っても赤い

この違いがあります。勘のよい方であればもうお分かりかも知れませんが、 「赤色」は「やる気」を示しています。

野菜 (11)_R.pngリンゴ型人間は、

外が赤いので 「外見上はやる気があるように見える」「やる気のあるフリが上手」
 しかし、心の中ではやる気が無いので、会社としては、一番困るタイプで 仕事も任せられないタイプです。

野菜 (18)_R.pngスイカ型人間は、

外見上はあまりやる気が見えないが、いったん任せると「秘めたるやる気」で仕事をこなしてゆくタイプで職人気質なところがある。自分からは、あまりしゃしゃり出ないタイプで、言われたら頑張ってやるし、仕事も出来るので安心して任せることが出来るタイプです。


トマト型人間は、

外見上もやる気があって活力が溢れている、積極的に発言するし行動力もある。やる気もあるので仕事を任せても、持ち前のフ ァイトで頑張ってこなしてゆく。明るくて社交的、やる気をいつも周りが感じて明るい太陽みたいなタイプです。

貴方の周りには、どのタイプが多いですか?

「言わなくても分かってくれている」は昔の時代の話、今は自ら「伝える努力」が必要です。

簡単に現代と30年前のオフィスの環境を比較してみましょう。
30年前には、ワープロが出始めて 限られたセクションなどでは少数のワープロがあった時代。
仕事は 殆どの場合は電話や実際にあって打ち合わせをしたりして、対面型の仕事が殆どでした。
よく議論をしたり、ぶつかったり、お酒を飲んだり 仕事面でもプライベートでも、お互いの気心が通じ合えた時代でした。上司も部下も,仕事の話で居酒屋で長く盛り上がった時代でした。
だから、スイカ型の人間でも、周りからは「彼はぶっきらぼうだけど、本当は優しくていいやつで、仕事もできて、信頼できる」というような評価が必ずありました。スイカ型人間でも 発信しなくても 周りが分かってくれるという良き時代だったのです。

C00108-001G_R.jpgしかし、会社の規模が大きくなったり、総合化、複雑化、グローバル化してくると そのようなあり方では分からなくなってきます。
また、新しい世代も入社して、「感覚」が全く違う人たちも一緒に仕事することになりますし、IT化も進み情報発信や交流の仕方も変わってきます。
「内に秘めたるやる気は 外にも出さないといけない時代」に変わってことを認識して、自ら変わってゆかないといけない環境なのです。
職人気質でシャイな人は、少しでも発信する方法を考えないと会社としてももったいないのです。

日本人は考えていることが分からない!とぼやく欧米人

MP900414039_R.JPG日本人は、一般的にあまり喜怒哀楽の表現が得意ではありません。外に感情を出すのが美徳でないと教わった時代も長く、欧米人と話していても「日本人は、本当にやる気があるのか 判断しずらい」と言うビジネスマンも多いのが、今でも言われる話です。
しかし、今は製造もマーケティングもグローバルな時代です。自分の思っていること、感じていることも、出来るだけ出して 分かり合えることが大切な要素だと思います。

トマト人間のすすめ

wmn0092-001_R.jpg企業にとって、人材こそが宝です。昔のような時代だと、企業財産の人の中身まで、周りは分かっていた時代ですので、頭脳やスキル、リーダーシップなども理解していたので、たとえ「スイカ人間」でも上手く使え、よい成績を上げることが出来ました。
しかし、今は多様な人種が入り混じっている中で、コミュニケーション自体も少なくなり、、そんな余裕が無くなってきています。
環境や世代が変わってくると、人材や才能が埋もれないようにするためには、自ら「外見も赤くなるトマト型人間」に変身してゆく必要があります。
周りが知ってくれることを待つのではなくて、自ら「やる気」があるように行動し、発信してゆく必要がある時代なんだと思います。

坂本龍馬もトマト型人間の典型ではないでしょうか?

0-79.png冒頭の蓑宮さんの大好きな坂本龍馬、土佐藩の脱藩武士が維新の力を作りだしたことで人気も絶大ですが、色々な人に会い、自分の夢や日本の将来の形を語り、訴えてゆき大きな成果が生まれました。
これは、自らコミュニケーションを作り 発信してゆくトマト型人間の行動の典型的な事例だと思います。
その発信力と行動力、明るさが多くの人を動かし、時代を作っていったと感じます。

蓑宮さんが、大好きな坂本龍馬の理由が良く分かります。