「悪事 地球を回る」

貴方は気をつけていますか?

2012年3月15日

MP900382650.jpg何十年も前に、学校で「悪事千里を走る」ということを習いました。「どんなに小さな些細な事でも、悪い事だけはあっという間に広がり、沢山の人が知る事になるので、悪い事はしてはなりません」という戒めでした。
中国から入ってきた言葉ですが、現代においては、インターネットの影響もあり、広がる範囲が地球規模になっているし、またその速度が速い。あっという間に、悪い噂は広がるし、無責任にも確証が無くても、広がってゆくことも少なくない時代です。
あるお店で「コレラ菌が出て、食中毒が出た」などと間違いの情報が出ても、あっという間に無責任に広げる輩が出てきて、まともに商いをしている人でも、死活問題になる場合もある恐ろしい時代なのです。
一般的に、「悪い事は 3倍の大きさになって広がる」と言われています。小さなことでも、3倍になって伝わって行くのだから困ったものです。 一方、良い事はあまり伝わらない事が多い、これは悲しいかな三分の一になって伝わるようです。
 良い事と、悪い事は 結果9倍の違いになって伝わるから大変。 小さな失敗をしても、それを取り返すのには9倍の良い事をしてもチャラになる(実際はならないが)という計算です。
インターネットでの「口コミ」は、非常に大きな影響があるが、反面「確証」の取れていない情報や噂、が多く、あたかも「真実」のような情報になって流れて行く所に非常に怖い要素があります。
 企業や商店の方は、こういう背景を考えて これまで以上に慎重にならないといけないという事です。 ちょっとしたお客様とのやり取りが、不愉快だけで終わらず、インターネットでの「書き込み」になり、それが伝搬して 多くの人がそれを見る。 「あの店はあんな事があったらしいよ」という事になり、悪いお店としての評判になってしまう事は、大変身近な怖い心配です。
飲食店などは、インターネット上での、味の評価やお店の雰囲気などが 色々と書きこまれているので それを見て直すべき所は直すための掲示板として見る必要はあると思いますが、意外と見ている人は少ないのです。
先ほど、書きましたが、悪い事の方が、良い事より9倍書かれてあると「面白くない」という気持ちもわかります。
 しかし、「自分の店に関して、意見を書いてくれている」と思えば 少し耳を傾ける事は大切だと思います。 「貫く所は貫く、直す所は直す」で良いのではないでしょうか?
ネット社会は これから無くなるという事はありません、嫌でも上手くつきあって行くしかありません。 お客様も変化しています、少しの事でも腹が立つお客様も多くなっています。
 教育の場でも問題になっている親と教師の関係ですが、「モンスターペアレント」と呼ぶこと自体 社会が変化している事を示しています。アメリカでも、この「モンスターペアレント」の事を「ヘリコプターペアレント」と呼んでいます。いつも上から、自分の子供の事を見ており、学校などで変な事が起こると ヘリコプターのようにすぐに降りてきて、親が教師に詰めよるそうです。どこの国も似たり寄ったりかも知れません。
 しかし、インターネットでいくら悪く書き込まれていても、読んだ人が「あの店では 絶対そんな悪い事は起きない、書いている人がおかしい」と思ってくれる人を沢山作る事が必要です。 それは、「当たり前の事を、当たり前のようにやる。常に「お客様本位」の姿勢がぶれず、誰にでも公平に真摯に接客が出来ているお店を作る事なのです。