「今の日本で よくここまでも物が作れたなあ」と驚いた   代官山 大人蔦屋

「採算ベース等関係ない、自分の表現したい事を見事に表現している」 サービス店の方は 一度は見られてはどうでしょうか? 何かを感じることはきっとあると思います。

代官山 (190).jpg代官山 (178).jpg「早く行ってみたい」と思いながら、なかなか行けなかった「蔦屋 代官山店」に先週(2012年4月)行きました。
「大人蔦屋」としてメディアでも随分報道されましたので、ご存じの方も多いと思いますが、蔦屋書店のフラッグシップモデルとして昨年オープンしました。
代官山というと 都内でも有数の土地が高くて憧れの場所、大使館や洒落たブティック、レストランなどがありショッピングエリアとしても女性には大変人気のエリアです。 
その代官山に何と1500坪もある商業施設を作ってしまうことに 最初の驚きがある。
スーパーではなく蔦屋書店がである。
蔦屋は書店から始まり、レンタルビデオでは日本で最大のチェーンで知らない人はいないと思いますが、書籍、映画、文具、そしてスターバックス、レストランがその広大な1500坪の土地にゆったりと並んでいる姿は大変優雅です。
建物は2階建て それがまた優雅で良い。書籍は「ないモノはないのでないかと感じさせるほど充実しているが、上手くコーナー分けがされており、歴史のある欧州やアメリカの大学の図書館のようである。
2階には、昔の平凡パンチや懐かしい本なども並んでおり、ゆっくり珈琲を飲みながら見る事も出来、「よくここまで集まったなあ」と感心しました。
 グランドピアノも置かれて、豪華なソファーで、懐かしい本を読む時間は「至福の時間」に多くの人にとってはなるであろう。これからの、老齢化が進む日本の中でも「裕福なご年配」の層には 「よく作ってくれた、こういう空間が欲しかったんだよ」と聞こえてきそうである。 
 映画や音楽も充実し代官山 (203).jpgており、DVDやBDのレンタルは「60歳以上無料レンタル」のポスターが貼られてあり、代官山周辺の大人たちには、よいコミュニケーションスポットになるに違いない。
蔦屋を率いるCCC(カルチャーコンビニエンスクラブ)の人とは、20年くらい前に仕事でよく打ち合わせをしたが、とても若いのに優秀な人だった。
当時恵比寿のガーデンプレイスの最上階に近い所にオフィスがあったが、私が打ち合わせをする担当者とオフィス内を歩いているだけで、CCCの社員の人は仕事をしているにも関わらず、皆立ちあがって「いらっしゃいませ」と丁寧なお辞儀をされたのは 非常に驚いた事だった。
若い人を相手にするCCCが、まるで軍隊的な規律で、300人以上の人が取引先に「礼」をすることに 少し違和感があったが、社長以下全従業員が お客様も取引先も大切に考えているという事だった。 
社長(増田 宗昭氏)も大変情熱のある人で、レクレーションなどで従業員の皆と将来を熱く語り合い、時には一緒に歌い、涙も流すそうである。そんな話を担当者から聞くと こちらもさらに応援したくなり、打ち合わせによく通ったものでした。
従業員、お客様、取引先を大切にする所は 例外なく伸びています。従業員を大切にすると、その従業員はお客様を大切にする。 それは 間違いない事なんです。蔦屋の代官山店は 商業ベースで捉えると利益が出るのかどうかは不明であるが、そんなことではなく「お客様を大切に考えている事、また全国で成功してきた蔦屋全体の社会への還元や感謝の印」のように感じました。 
こんな店を持つ全国の蔦屋の社員の方も、また誇りに思いお客様への感謝の念をさらに強くなって行くのだと思う。 
中々一般店では「夢」みたいな話ですが、「気持」を感じることは出来ると思います、是非一度見学されてみてはどうでしょうか?  東急東横線 代官山駅から徒歩7分くらいです。

蔦屋さんは、全国に展開し会員登録の数も多く顧客情報の所有という面では、有数の企業です。これからの時代では、お客様に、より直接働きかけることのできる企業は強みを発揮します。 一方、儲けるだけの企業は、早晩顧客からの支持は 離れてゆきます。利益をまた社会に還元してゆく、それも大切な企業の在り方で、個人の商店であっても同じです。
お金というのは、回らないと活性化にはなってゆかないのです。