卵は もっと大切に売られて良いと思う。 格安の目玉価格商品から脱却! 

昔は卵は「貴重な栄養源」として大変貴重な物でした。それが、いつの日か、スーパーなどで「信じられない価格の目玉商品」になり、「貴重」の座から、「格安商品」の座に落ちてしまった。
斬新なネーミングとパッケージデザイン、生産者の熱意でここまで面白く変化できる良い例

南大沢で (9).jpgこの60年くらいの間で「卵」の価値が本当に変わってしまった。ここまで変化があったのは「卵」と「バナナ」くらいかも知れない。
 古い話だが、「病院のお見舞いに『卵』を丁寧に包んで持参した」というのは 昔よく聞いた話である。 それほど、卵は栄養源が高く、高価で貴重な存在であった。 
それが、養鶏場の数も増え、オートメーション化も進み、価格が劇的に下がった。
またどの家庭でも料理に卵は使うので、「スーパーなどの目玉商品」になりやすい事もあり、価格が下がり価値も低く見られがちの商品になってしまった。 
バナナも同じように、病院のお見舞い商品に近かったが、輸入先の拡大もあり「卵」と同じような運命をたどった。 南大沢で (10).jpg卵 (7).jpg
今回紹介する「朝食の卵」「夕食の卵」は 安っぽい透明のケースではなく、10個入りのケースに,楽しくなるような元気なデザインを施したもの。 また商品名として「朝食の卵」と「夕食の卵」の2種類のネーミングが付けられてあり、スーパーの定番コーナーに堂々と並んでいて、「卵の復権」を感じた位である。 
「朝食の卵」は中玉MS-Mの大きさ表示があり、「朝にぴったり 食べきりサイズ」の説明書きがある 「朝食べるのには これくらいのサイズがぴったりです」ということを 上手くネーミングと朝らしく「元気で楽しいデザイン」で上手く表現している。
また 卵自身も「甘みとこくがあるのに低コレステロール、植物エキスとぶどう種子のオイルなどの独自の餌でつくりました」の説明書きが、中面に書かれてあり 卵を作っておられる生産者の気持ちを感じる事が出来る程である。卵 (5).jpg
「夕食の卵」は Lサイズで、「ディナーにぴったり ボリューム満点」との表示でした。 卵 (4).jpg卵 (3).jpg卵という低価格傾向にあった商品、ややもすると生産者は「諦めムード」で 流通の厳しい仕入れ条件でつぶれてしまう所も多い中、「卵復権」にかける心意気に感心する。
 今まで、いくつも安売り目玉品になってゆく運命の商品は見てきたが、「知恵」と「熱意」があれば改善できる良い例であると思う。
ここまでやると、仕入れるバイヤーにも「熱意」と「差異化」は十分に伝わり、定番の地位も獲得できるであろう、生産者側の「熱意の勝利」ですね。

「卵には名前が無かったが、大きさ別に分かりやすい名前をつけてあげ、卵らしい元気になるデザインで差異化もできる」と言う事ですね。 味も結構おいしく 頂けて良かったです。