大人も子供も楽しめるアイデアが入り、ただの「博物館」ではなく、「モノづくり」の原点を知る楽しみがある。 横浜「カップヌードルミュージアム

今は全世界的に流通されているカップヌードルを初めとするインスタントヌードル、故安藤百福さんの偉業と、モノづくりの楽しさが分かり、大人も勉強になり、興味深い。

カップヌードルミュージアム (287).jpg何年か前に、NHKの朝の連続テレビドラマ「てるてる家族」に安藤百福さんを描いた人物が登場、即席麺の開発に一所懸命に努力され、ついに念願の麺が出来上がる物語りがあった。
あの時は主人公ではなかったが、ここは完全に安藤百福さんが主役の「カップヌードルミュージアム」。JR桜木町の駅から、みなと未来方向へ徒歩約7分の所にあるが、最初に驚いたのは、高校生以下無料という入場料と、全く何も飾られていない真っ白な壁と高い天井のエントランスの新鮮さであった。
「高校生以下入場料無料」というのはあまり見た事がないが、これからの日本を背負って行ってほしいと思う安藤百福さんの願いの表れのような気がする。
というのも、この館は、「モノづくりの原点」と言う事を、メインのメッセージにしており、「麺」に全く無関係だった安藤百福さんが「戦争直後の物資不足の時に、ラーメンを食べる幸せそうな顔をもっと気軽に、広げたい」という社会的な意義を持って、麺づくりに没頭した、まさに「日本のモノづくりの原点」を非常に感じる場所であるかCNM (68).jpgらである。中に入ると、最新設備だが、非常に分かりやすCNM (89).jpgく、しかもユーモラスで親しみやすい映像のプレゼンテーションがあり、『安藤さんがどうして麺づくりを始めたか、どんなヒントがあって今のカップヌードルになったかなど』を 子供たちが「モノづくりに興味が湧く」ような形で表現がされている。
 プレゼンテーションが終わるとギャラリーがあり、年代順に開発秘話があり、そこでも「金言となるメッセージ」がふんだんに明記されており、子供だけでなく、ビジネスマンにも大変勉強になる。
一言一言が重く、思わず端から端まで一字一句全て読んだのは私だけではないであろう。 
イベントも面白い「マイカップヌードルファクトリー」「チキンラーメンファクトリー」というCNM (92).jpgCNM (113).jpgイベントがあり、「カップヌードルパーク」というアトラクションがある。
 この2種類のファクトリーは人気も高くて、土日や休みは予約も取りにくい程で、かなりの人が参加するイベントになっている。
 訪れた日は 2月の平日であったので、流石に小さな子供さんは少なかったが、修学旅行生、カップル、中年夫婦、ご年配夫婦が多く参加されていた。
「チキンラーメンファクトリー」は、麺をこねて作り、麺を切って行く作業もあり 参加した人は「チキンラーメンのキャラ」が入ったエプロンに三角頭巾をかぶって、老いも若きも問わず、大変楽しそうな顔で麺作りに頑張っていたのが印象に残る。
ご年配夫婦も仲良く麺作りに励む姿は、大変可愛い光景であり、ここでもアイデアマンの安藤さんの「やったー!」という笑顔が見えてきそうである。
「マイカップヌードルファクトリー」も人気で、皆真剣な顔つきで白の無地のカップに 思い思いのイラストを入れたり、メッセージを書き込んで「マイカップヌードル」を作っており、満員の盛況ぶりであったのには少し驚いた(2月の平日ですよ)。 
最後に、この大切な、自分だけのカップヌードルを持って帰るのですが、ここでも「演出」がにくい、肩からぶカップヌードルミュージアム (213).jpgら下げる透明フィルムのバッグに、現物を入れ空気を自分で入れる、空気を入れるのも「自転車の空気入れ」のような器具を使い手で押して入れる。
自動注入ではない所がよい、手作りには最後まで手作りにしないと想い出が薄いモノになる。 
そして これを持って帰るわけですが、流石に大きなモノになり、自分のバッグには入れず肩からぶら下げて歩く。 だから、桜木町あたりは この人たちでいっぱいになり、他の人カップヌードルミュージアム (207).jpgが見て それに興味が湧いてくる。 まさに、宣伝効果たっぷりの戦略もそこにはある。 
個人的にも、昔から「即席麺」が世界に貢献できた発明で一位ではないだろうかと思っていたが、それを強く確信することが出来た素晴らしいミュージアムになっていると感心した。

「老いも若きも モノづくりは楽しい、子供だけの遊びと決めてはいけません、 楽しくなることを創り出すには情熱とアイデアが必要。 お客様が喜んでもらえる顔を想像しながら考え、徹底すれば成功する」ということですね。